herb of 山瀬造園

HERB GARDEN

ハーブで楽しむお庭

ハーブは育てやすい植物

ハーブの多くはヨーロッパの雑草で、手を掛けず放っておいても育つたくましさを持っている種類がたくさんありますのでガーデニングのビギナーでも失敗しにくく、逆に初心者にこそおすすめしたいのがハーブ栽培なのです。乾燥に強い品種も多いので、水やりを忘れても耐えてくれ、旅行などで数日留守にした場合もあまり心配がありません。

上手に育てる方法は、まず種類を限定して挑戦して育てるということ。ハーブには非常にたくさんの品種があり、色々と育ててみたくなりますが、それぞれ適した環境や土・肥料などが異なるので品種を絞り成功体験を積んでから、バリエーションを増やすようにお勧めしています。

また、庭への地植えももちろん可能ですし、プランターを使って育てやすいこともハーブの特徴です。プランターなら、室内に持ち込むことも可能ですし、より身近に緑の眺めや豊かな香りを楽しむことができハーブを使う目的に合わせ、１つのプランターに寄せ植えするのも素敵。たとえば「ローズマリー」や「コモンセージ」、「コモンタイム」や「イタリアンパセリ」などをまとめて植え、煮込み料理に活用できる“ブーケガルニ・コンテナ”を作ってみるのも良いでしょう。

自分で体を動かして、害虫を追い払うことのできない植物は、虫に食べられるのを防ぐために、昆虫の嫌がる香り成分を含むエッセンシャルオイル（精油）を体内に作るようになったと考えられています。

ハーブガーデン活用法

お庭での楽しみハーブのある暮らし

お庭のハーブを有効活用

自分で育てたハーブは、農薬や肥料などの心配もなく安心して色々な面に活用できるということが大きな魅力の１つです。自家製のハーブだからこそ楽しめるのが、フレッシュ（生葉）ハーブティー。ハーブティーと言えばドライハーブを使うのが一般的なのですが、自分で育てているからこそ手軽にフレッシュ（生葉）が味わえるということです。秋の夜長に夜ふかしをして寝不足の朝をリフレッシュしたい時には「ローズマリー」。「コモンセージ」のハーブティーなら抗菌作用があって、風邪の初期症状にも効果があると言われています。「ローズマリー」も「コモンセージ」も少し癖のある味ですので、紅茶に混ぜて飲むのがおすすめだと思います。

ハーブオイルの作り方

ハーブオイルは良質なオイルにハーブを加えて、湯煎して有効成分を抽出してつくります。
難しいように思われるかもしれませんがとっても簡単です。

【用意】
・良質なオイル　(ホホバオイル・グレープシードオイル・エキストラバージンオイル・ヒマワリオイルなど)
・耐熱ガラス瓶
・ハーブ　(気になるものをブレンドしてもOKです)

作り方】

１：煮沸消毒した耐熱のガラス瓶にオイルとハーブを入れて、スプーンなどでハーブとオイルをよく混ぜて、湯煎にかけて温めます。
２：弱火で一時間程、湯煎にかける。(鍋のお湯がなくならないように注意しましょう。)
３：火を止めて、湯煎していたお湯から出さずにそのまま２～３時間放置します。
４：ガラス瓶をお湯から取り出し、常温で数日間放置します。
５：オイルに香りが移ったらオイルを濾してハーブを取り除き完了です。

作ったオイルは、ボディオイル・マッサージオイルとして使用したり、石鹸や軟膏などを使うのもおすすめです。
※顔に使う場合は事前にパッチテストを行ってから使用してください。

ハーブオイル作りにお勧めのハーブ

美容や健康に役立つハーブオイルにおすすめのシングルハーブを紹介。

ラベンダー
リラックス効果、殺菌作用、鎮静作用、さらに傷を治癒する効果もあるので、ニキビや肌の炎症、ヤケドなどが気になる方におすすめ。
【ラベンダー】

カモミール
心が落ち着く香りです。抗炎症作用、鎮静作用、創傷治癒作用があるため、皮膚炎やかぶれ、湿疹、蕁麻疹などが気になる方におすすめ。
【ジャーマンカモミール】

ローズ
華やかで優雅な気持ちにさせてくれるローズは女性ホルモンを整えてくれる効果があり、気持ちを明るくしてくれる効果もあるため、落ち込みモードのときにおすすめします。
【ローズ】

ヒース
天然のアルブチン成分を含むヒースを使用すれば、シミ・そばかす・色素沈着が気になる方におすすめの美白オイルが作れます。しかし香りはありません。
【ヒース】